注目の助成金(17)採択される「コツ」教えます

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助成金・補助金には採択されやすくなる「コツ」があります。今回は、採択されやすくするために必要なポイントを解説します。

(1)助成金は、労働関連の諸法令を順守

基本的に助成金は申請さえすれば、ほぼ確実に採択されます。しかし、労働関連の諸法令を守っていない場合、助成金は支給されません。

「残業しているのに残業代を出していない」「最低賃金を下回っている」などの労働法違反が発覚した場合、たとえ意図的でないにしろ、助成金は支給されません。労働全般を管轄している厚生労働省が、労働に関する最低限のルールも守れない事業者に助成金を出さないのは、当然のことです。

自社の労働環境を労働法関係の諸法令に適合させることは、どの助成金を受給する場合でも、絶対にやらなければいけない大前提です。

しかし、そうはいっても、自社の労働環境を労働法関連の諸法令に適合させるには、非常に多くの知識が必要になります。労働基準法、労働組合法、労働関係調整法の労働三法以外にも、労働契約法、労働安全衛生法、最低賃金法――など、日本の労働に関する法律は非常に多岐にわたります。

労働法関連の諸法令を確認しながらチェックするのは極めて困難です。そのため、労働法の専門家である社会保険労務士にチェックしてもらうことがおすすめです。社会保険労務士は、労働法関連の諸法令について相当な期間勉強をして、資格を取得しているプロフェッショナルです。助成金申請をお考えの方は、社会保険労務士などの専門家に依頼して、自社が労働法関連の諸法令に違反していないか診断してもらうことをおすすめします。

2019年03月21日付6面に掲載
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2018年12月25日 住宅産業新聞社 編集部

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