注目の助成金(6)若者の地方定住を支援

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進学や就職をきっかけとして、地方の多くの若者たちが上京してきますね。近年は特にその傾向が強く、地方の若者の人口がますます減少し、少子高齢化が進行しています。自治体の維持が困難になっている「限界集落」も増加しています。

こうした流れを食い止めるには、地元の若者たちが地元に定住するか、また他地域の若者が地方に移住することが必要となります。そのため、各自治体では、若者の子育てやUJIターンを支援する等、さまざまな対策に取り組んでいます。

たとえば、将棋駒の生産で有名な山形県天童市では、市内の子育て世帯の定住や、転入世帯の市内への移住を促進するため、子育て世帯や転入世帯が市内に住宅を新築または購入して居住する場合に、補助金を交付しています。

補助対象者は「子育て世代」と「転入世帯」となります。ここでいう子育て世帯は「中学生以下の子供がいる世帯」を指します。

また、転入世帯は「2015年4月1日以後に市外から本市に住民登録し、居住しているまたは居住する世帯」を指します。

申込みは先着順及び予算の範囲内で受け付けていますが、大変人気の補助金の為、申込み枠が残りわずかとなっています。

今週の注目助成金

事業者
兵庫県豊岡市
事業名
Iターン就業者等シェアハウス整備推進補助金
内容
市内企業で働くIターンの若者等が低廉な家賃で居住できる住宅を提供するため、市内の空き家等をシェアハウスとして整備する費用の一部を補助。
補助率3分の2、上限額居室1室当たり100万円(1棟当たり上限額600万円)


2018年11月15日付2面に掲載
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2018年12月25日 住宅産業新聞社 編集部

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