中央建設審議会の労務費基準WG=支払いコミットメントの新制度などを検討、行き渡りの議論で、懸念や疑問の意見も、次回は実態把握へ非公開会合

国土交通省の中央建設審議会の「労務費の基準に関するワーキンググループ(WG)」は2月26日、労務費と適正な賃金を末端の下請け・技能者にまで行き渡らせる実効性確保の具体策について議論を行った。WGではこれまで、見積もりや発注などの段階で労務費を確保する策について話し合ってきた。行き渡りにも取り組むことで、適正水準の労務費と賃金が積みあがる仕組みを整備する。国交省は、労務費については支払い状況を確認するとし、賃金は関連団体が行き渡りに向けて活動することを提案。また発注者・元請け・一次下請け――と、契約書に労務費・賃金の支払いを、誓約(コミットメント)する制度の運用について、議論の俎上に載せた。賃金の支払い状況を確認する体制や、支払いが悪質な事業者を公表する制度についても説明した。ただ委員からは、懸念を示す意見も上がっている。次回会合は、現場の実態に合わせた議論を行う狙いで非公開で実施。その後通常の会合を行う予定だ。

2025年03月11日付5面から抜粋
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2018年12月25日 住宅産業新聞社 編集部

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