2019年03月25日 |

積水ハウス(大阪市北区、仲井嘉浩社長)は、全12戸が戸建住宅のZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)の定義を満たす分譲マンション「グランドメゾン覚王山菊坂町」を、今年2月に愛知県名古屋市で竣工した。
全国初の事例で、同様の計画もないという。
住棟単位でZEH化を目指すデベロッパーが多いなか、同社は「住戸単位」でZEHを実現した。
経済産業省と環境省が集合住宅のZEHの定義を公表したのは2018年5月だが、同社はそれ以前から開発に着手。「ZEHマンションといっても、居住者には『わが家がZEHかどうか』が重要」というのが全住戸ZEHにこだわった理由だ。