
住宅生産振興財団(東京都港区、竹中宣雄理事長)は、分譲地の真ん中に大きな森(サトヤマ)を作り、その周囲に戸建住宅を建てることで、豊かな自然に包まれた暮らしや、子どもの遊び場や住民同士のコミュニケーションなど促す、新しいまちづくりのコンセプト「(仮称)つなぐ森プロジェクト」を立ち上げた。2019年1月に第1号物件を神奈川県で、同7月には第2号物件を茨城県で分譲販売を開始する。
同プロジェクトは「みんなでサトヤマ(里山)を育み、コミュニティを未来に向けてつなぐまちづくり」がコンセプト。2007年に福岡県北九州市で実際に分譲住宅地として開発された成功事例「サトヤマヴィレッジ」を、首都圏型の分譲住宅地として企画開発する。
住人が共有するサトヤマを媒介として、セキュリティの強化や住民同士の関わりの促進、ヒートアイランド現象の抑制など、さまざまな効果が得られるという。日常的に別荘に居るような自然に囲まれた住空間で過ごしたいというニーズに対応した。
財団では、同プロジェクトのコンセプトなどを紹介する検討者向けセミナーを、東京・虎ノ門で順次、開催予定だ。参加申し込みは、同プロジェクトのホームページへ。