
6月23日付けで社長に就任したパナホームの松下龍二社長は2日、就任会見を行った。将来的に住宅市場が縮小、持ち家は減少傾向という環境で、これからの住宅は「量から質へ」という課題認識の下、同社の取り組みについて語った。今回と次回に分けて、会見の要旨を掲載する。
パナソニックグループの中で、住宅事業は注力されている事業の一つになっている。グループで2018年度に1兆6千億円、パナホームとしては5千億円を目指して、どうすればできるのか計画を立てているところだ。将来、新築請負が苦戦をするだろうと予想されるので、ストックやリフォーム、買取再販を含めて事業を伸ばしていく。FujisawaSSTでつくった街づくり事業をさらに展開していく、海外事業をきちんと再構築することで、18年度の事業ポートフォリオをつくっていきたい。