2014年12月11日 |
国際電気通信機祖技術研究所(ATR)や積水ハウスなどの民間企業4社と学校法人慶應義塾は、ネットワーク型ブレイン・マシン・インターフェイス(BMI)の技術開発に関する成果発表を行った。高齢者や身体に障害のある人の社会的自立に貢献する技術で、「従来のように〝強く念じる〟といった行為が不要で、通常の自然な脳活動で作動できる」のが特徴。このうち、積水ハウスはATRと共同で木造住宅「シャーウッド」による実環境実験設備『BMIハウス』)を設置し、日常生活を想定した実証実験を行った。
さらに、利用者の感情・情動状態(不快感など)の表示方法も開発している。
今回の成果は、日常的に装着できる脳活動計測装置とセンサーにより、計測したデータをネットワークを通じて分析装置を伝送しデータを解析。利用者の日常的な動作やコミュニケーションの支援が行える。総務省研究委託「脳の仕組みを活かしたイノベーション創成型研究開発」に基づく。