
積水ハウスグループで主に住宅の施工技術と施工力を担う積水ハウス建設ホールディングス(大阪市北区、大村泰志社長)は7日、全国3ヵ所(茨城県、滋賀県、山口県)にある教育訓練センターの3会場合同入校式を実施した。
茨城県古河市の東日本教育訓練センターでは、体感型ミュージアム「トゥモローズライフミュージアム関東」に新入社員50人を含む69人の入校者が出席した。
大村社長は「同じ訓練をスタートした同期の皆さんと切磋琢磨していただき、6ヵ月の訓練の後に大きく成長した姿を期待している」と激励した。
積水ハウス建設ホールディングスは、高齢化が進む建設業の担い手と若年層の減少などを背景とする「人手不足」への対策として、2024年度から住宅施工を担う社員技術者「クラフター」の採用を強化している。24年度は23年度比で3・4倍の134人のクラフターを採用し、25年度も24年度と同規模の134人が新たに入社した。同社は26年度も同様に採用を強化。10年後の34年度までに24年度比で約3倍となる1千人のクラフターを確保する計画だ。将来の高齢化による施工職人不足に備える。