NPO環境共棲住宅・地球の会(吉村良三理事長)は5月22日から2日間にわたり開催した「第5回 日本の木の家づくりサミットinにいがた」で同23日、座談会『工務店はどう生きるべきか――時代の潮流を見据えて』を行った。
会員で特色ある事業経営を行っている3社のパネラーに対して、コーディネーターの司会のほか、会場から活発に質問が出た。壇上のパネラーは質問に対して自社の事業方針などを率直に答え、質問者・回答者とも本音での意見交換が行われた。以下、座談会でなされた発言の要旨を掲載する(記事本文中の冒頭、重川氏の発言のみ同22日実施「主管工務店報告・川上から川下まで網羅した地産地消の家づくり」での発言概要)。
パネラーは同サミット主管会社の重川材木店(新潟県新潟市)代表の重川隆廣氏、エコワークス(福岡県福岡市)社長の小山貴史氏、相羽建設(東京都東村山市)常務の迎川利夫氏が、コーディネーターは安成工務店(山口県下関市)代表の安成信次氏が務めた(文中カッコ内は住宅産業新聞による補足)。
【自然素材で家づくり】
安成氏 自社の家づくりの特色は
重川氏 川上―川中―川下の自社一貫体制で住宅を供給している。川上として約60ヘクタールのスギの自社林と、地元森林組合からスギを供給。川中は県内トップランナーの製材工場を運営している。CO2排出削減で乾燥は大型バイオマス乾燥庫を活用し、燃料に灯油を用いた乾燥は行っていない。
2012年6月7日付け3面から記事の一部を抜粋
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