2014年10月09日 |
NPO環境共棲住宅・地球の会の新理事長に7月下旬、安成工務店(山口県下関市)代表で同会前副理事長の安成信次氏が就任した。
加盟資格に「住宅を木造軸組工法で建築し、構造材に国産材100%、造作材に同50%以上採用」などを掲げる地球の会は、今期で10期目を迎える。地域の木と素材を使う地域型住宅の普及を目指す会の現状と方向性について安成氏に聞いた。
――会の現状について
施工者として実際に家づくりに携わるビルダー会員が57社で、このほか森林組合や製材事業者などの協力会員や、会の趣旨に賛同して入会した賛助会員なども合わせると、全体で87社になる。
ビルダー会員全体が新築として年間に供給する戸建住宅の規模は、約3千棟。地元で活動する工務店だけではなく、より広域で事業活動を行い、年間の供給棟数が数百棟レベルの大きな会社も会に加盟している。