30歳代は「食」通じて暮らし楽しむ意識、旭化成ホームズが調査報告

その一方で、多くの人が「食生活を大事にしたい」と考え、食文化として受け継ぐ傾向がみられる。日頃の生活の中で「食生活を大事にしたい」との回答は約9割で、食事は家族一緒に取りたいと考える人も約8割にのぼっている。

「母の味」あるのは4割

母や祖母・姑などから教わった「わが家の伝統料理・母の味がある」のは41・8%。年代別では60歳代以上に次いで30歳代以下に多くなる。30歳代以下は、簡便化の流れを受ける一方で、素材を味わい家族の味を大切にする意識が強い。

梅酒を漬けたり、糠(ぬか)漬け・味噌を仕込むなど食の生産を、子どもの頃に祖父母や両親が行っていた人は、自身も大人になって行う傾向にあるとした。保存食作りなどの経験者は約9割で、そのうちのトップは「ジャム作り」で約6割となった。

夕食に手をかけられない日がある人は67%と多数を占め、現代では家事サポートとしてさまざまな中食・外食サービスが提供されている。ただ、意識面では手作りをしたいジレンマを抱える「手作りアンビバレント層」が約4分の1を占める。

「毎日手作り」と「手作りアンビバレント」の2つの層には、毎日の食についての共通した想いが読み取れるとした。手作りの梅干しや糠漬け、味噌など季節を感じる保存食、時間があるとき作る常備菜などの言葉に、食材を仕込み時間をかけて味わう様子がうかがえる。生活全体を楽しむ傾向があり、家族関係の良好さとともに暮らしの満足度も高い傾向があるとしている。

ユーザー版2015年冬号から記事を抜粋
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2018年12月25日 住宅産業新聞社 編集部

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