
システムキッチンとセクショナルキッチンの出荷台数を合わせたキッチンの出荷量は180万5566セット(対前年比10・1%増)で、前年と比べて約16万5千セット増加した。
システムキッチンのランク別やカウンタートップの材質別でみても、すべての調査項目で増加しており、キッチン出荷の好調ぶりを示している。出荷台数が180万セットを超える高水準となったのは178万セットを記録した2008年度以来5年ぶりで、「出荷数量が減少基調になる以前の07年度の数値(193万セット)に近づいた」(同工業会)としている。
内訳は、システムキッチンが130万1992セット(同13・2%増)、セクショナルキッチンが50万3574セット(同2・7%増)となった。
システムキッチンは4年連続の増加で、過去最高記録を更新。また、セクショナルキッチンは、東日本大震災の仮設住宅向けなどの特殊要因による一時的な増加を除き減少基調が続いていたが、13年度は増加に転じた。
これにより、キッチン出荷全体に占めるシステムキッチンの割合(SK化率)は72・1%となった。初めて7割を突破した12年度から2・0ポイントアップし、SK化率は上昇基調が続いている。