システムキッチンのランク別の出荷量は、基準セット価格が75万円以上の高級品が5万9132セット(同4・7%増)、40万~75万円の中級品が42万9173セット(同10・5%増)、40万円未満の普及品が46万9498セット(同7・9%増)、その他・特注品が26万8971(同11・6%増)だった。ランク別の構成比は、高級品が4・8%、中級品が35・0%、普及品が38・3%、その他・特注品が21・9%。
システムキッチンのカウンタートップ材質別の出荷数量は、ステンレス・その他金属が45万9316セット(同8・3%増)、メラミン・ポストフォーム等が5693セット(同15・9%増)、人工大理石が76万1759セット(同10・1%増)だった。構成比は、人工大理石が62・1%で6割超。ステンレスは37・4%となった。
出荷時のシステムキッチンに搭載されたビルトイン機器の装着率は、食器洗い乾燥機が37・8%の46万3516台(同10・5%増)、浄水器(専用・複合水栓、水栓一体型を含む)は22・3%の27万2981台(同9・5%増)。
加熱調理機器の搭載率は、ガスこんろが46・8%の57万4488台(同11・0%増)、IHが32・4%の39万7294台(同4・4%増)となった。ガスこんろの優勢は変わらなかったものの、東日本大震災以降続いていたIHからガスへの切り替えは減速しており、「IHに対するネガティブなイメージは、ほぼ払拭されたのではないか」(同)とした。