【年頭所感2019】髙下貞二積水化学工業社長、ESG を経営のど真ん中に

髙下貞二髙下貞二

2019年の幕が開けました。今年もどうぞよろしくお願いいたします。

昨年は自然の猛威と対峙する年となりました。また米中貿易摩擦や中国景気の減速など、世界の経済環境の不透明感が強まった年でもありました。

そのような環境下、積水化学グループは中期経営計画「SHIFT 2019 -Fusion-」の核の年として、3つの重点施策「働き方改革」「現場力の磨き上げ」「ガバナンス強化」を掲げ、従業員と経営層が一体となって取り組んでまいりました。

ステークホルダーの皆様のご支援をいただき、ここまでは堅調に進んでいると考えています。引き続き「未来への成長投資」と「たゆまぬ構造改革」を推進し、今年度「10期連続増益・6期連続最高益更新」を計画通り達成したいと思います。

積水化学グループにとって、今年は極めて重要な年です。現在の積水化学グループは、2020年代に業容倍増を目指す“新次元の成長”の途上にあります。

2019年度は中計経営計画の最終年度です。これをしっかりと仕上げなくてはなりません。同時に、次期中期経営計画を策定する年でもあります。

このことから、積水化学グループでは2019年という年を「次代の担い手にバトンを渡す好機」と位置づけ、この1月1日、3カンパニーのプレジデントが一斉に交代する新たな経営体制に移行しました。これは積水化学グループを大きな時間軸で見据えた、大変重要な意思決定であります。

今年もグローバルな経営環境は不透明さを増し、予想を超えた出来事が数多く起こることと思います。日本も、平成から新しい時代へ。消費税10%の経営と世相。迫る東京五輪がもたらす多面的影響。様々な変化に対応する年になるでしょう。

私たち積水化学グループが真正面から取り組むのは、「普遍的な社会課題」です。

気候変動、社会インフラ老朽化、エネルギー問題、超高齢社会、健康で安心・安全な暮らしの実現といった地球規模の社会課題に目を向けることが何より大事で、そこに普遍のニーズがあるのです。ESGを経営戦略の根幹に据え、実業を通して社会課題の解決・SDGsに貢献し、持続的成長を目指します。

これからの地球が解決すべき課題に、積水化学グループの多様な事業と際立つ製品、そして革新的な技術で貢献する。そのことが積水化学グループの社会的使命であり責任です。

今年は環境の変化に先手を打って対処しながら、普遍の社会課題解決への取り組みを進めていきます。SHIFT to “Next Stage” ESG を経営のど真ん中に、新たな飛躍を目指します。

2019年が皆様にとりまして実り多き素晴らしい年となりますよう、心からお祈りいたします。

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2018年12月25日 住宅産業新聞社 編集部

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