【年頭所感2019】仲井嘉浩積水ハウス社長、社会的意義伴う成長を

仲井嘉浩社長仲井嘉浩社長

新年明けましておめでとうございます。今年は元号も新しくなります。積水ハウスグループも気分一新、新しいスタートを切ります。

当社グループは、2020年1月期を最終年度とする第4次中期経営計画の「BEYOND 2020に向けた”住”関連ビジネスの基盤づくり」の基本方針に基づく3つのチャレンジによるロケット成長を目指します。これは単に事業拡大を目指す成長ではなく、社会的意義を伴う成長です。

1つ目は、コア事業である戸建住宅事業における新ビジネスモデルの立ち上げです。

これまでは戸建住宅建築の請負が中心でしたが、これからはお引き渡し後のサービス提供にもビジネスモデルを拡張します。戸建業界のリーディングカンパニーとして、当社だけが持つ優れた技術を応用しながら、新しい成長の道筋をつくり、示す使命があります。積水ハウスグループの企業理念の根本哲学「人間愛」に基づき、住まい手に寄り添い、幸福な毎日を提案・提供する「幸せづくりのパートナー」になります。

これまで当社は、安全・安心な高品質な住宅の提供に注力し、高い耐震性、耐火性、耐久性を備えた住宅を開発・普及させてきました。さらには環境に配慮したZEHの提案やユニバーサルデザインを採り入れ、経済性や快適性を追求した住空間を提案しています。

次に目指すのは「わが家」を世界一幸せな場所にすることです。

当社は2020年に「プラットフォームハウス」を発売します。これは「人生100年時代の幸せをアシストする家」です。

IoTによって住まい手のライフスタイルデータ、住環境データを採り入れ、それをベースに、住まい手が100年間活躍し続けるための「健康」、働き方や楽しみ方など生活のあり方を根本から変える人との「つながり」、次の可能性を見つけ挑むための「学び」、これら3つのサービスを次々とインストールできる家です。

住まい方そのものの新しい価値づくり、人生100年時代に向けた「住まい方」づくりで、住まい手の幸せを追求します。

2つ目は、国際事業の強化です。

国際事業は開発型ビジネスが中心ですが、国内では、請負型、ストック型、開発型の3つのビジネスモデルが成長の柱となっています。この考え方を海外でも応用することで、6本柱でグループの有機的成長と財務バランスの健全化を進めます。

3つ目は、ESG経営の強化です。

「環境」「社会性」を、企業の「ガバナンス」に組み込む経営です。これは世界的な潮流で、長期視点で環境に配慮し社会貢献できる企業こそが持続的な成長企業たり得ると考えます。

積水ハウスグループは日本のESG経営のリーディングカンパニーを目指します。積水ハウスグループの構造改革やグループ連携強化に取り組みながら、持てる力を拡げ、応用する柔軟性を持ちながら、本年もさらなる成長へ向けて前進してまいります。

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2018年12月25日 住宅産業新聞社 編集部

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