2015年01月15日 |
地域工務店が独力で、県産木材の海外での需要開拓を模索――。茨城県内をメーン商圏に地域材販売と新築戸建住宅事業を展開している棟匠グループは2014年11月下旬、台湾で別荘用途に使われる木造軸組住宅を上棟した。
グループは製材事業者・林産(茨城県常陸大宮市)と新築戸建住宅事業者・棟匠(茨城県水戸市、石川忠幸代表)が連携し、国内で茨城県産材「八溝木材」をムクで使い独自の外張断熱工法を採用した木造軸組住宅を、『健康住宅』のブランドで供給している。
2012年に八溝木材の新規需要開拓を狙い台湾で木軸住宅市場創出の事業可能性調査(フィジビリティ・スタディ)に着手、14年8月に現地で物件着工に漕ぎ着けていた。今後さらに1~2棟を現地に建てて検討を進め、数年後をメドに事業化の可否を判断する意向だ。