工務店サポートセンター、既存住宅インスペクション資格制度立ち上げへ

一般社団法人工務店サポートセンター(青木宏之理事長)は今年度末までに、同センターとしての既存住宅インスペクション資格制度を立ち上げる。18日、ジャパンホームショーで講演した工務店サポートセンターの青木理事長が明らかにした。

同資格取得には、社団法人全国中小建築工事業団体連合会(青木宏之会長)が扱う「ちきゆう住宅」(財団法人住宅保証機構の瑕疵担保責任保険活用と、同住宅検査員資格を持つ検査員による現場検査が要件)の検査員資格保持者で、財団法人日本建築防災協会などが主催する増改築相談員講習および耐震診断・補強講習の受講が必要となる。

同センターが独自の既存住宅インスペクション制度を立ち上げる目的は、木軸住宅の構造・耐震改修に関する専門知識を備えたインスペクターを育成することで、会員工務店の本格的な既存住宅改修需要のキャッチアップ能力を高めることが狙い。

将来的には同資格取得の要件に省エネ性能向上のリフォーム技術習得を入れ、既存住宅市場における耐震・省エネ改修の住宅性能アップリフォーム需要の開拓につなげる。

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2018年12月25日 住宅産業新聞社 編集部

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