2019年04月13日 |

大和ハウス工業(大阪市北区、芳井敬一社長)は3月、3次元設計ソフトなどを開発するオートデスク(東京都中央区)と共同でメディア向けセミナーを開催し、同社のBIM(ビルディング・インフォメーション・モデリング)の取組状況を紹介した。
同社は2020年度中に、戸建住宅から大型建築までの全請負物件にBIMを導入するという。戸建住宅での導入実績は現時点では0件だが、19年度下期からBIMを導入し、わずか1年半で100%に引き上げるとした。BIMへの完全移行で「顧客満足度の向上」と「働き方改革」の実現を目指す。
両社は18年8月に戦略的ビジネスパートナーシップを結び、BIM活用による建設業界の働き方改革を進めている。オートデスクのBIMソフト「Revit」を導入し、意匠・構造・設備の設計から、工場での生産、施工、維持管理までの全プロセスで、BIMへの移行を計画している。