2019年10月10日 |

大和ハウス工業(大阪市北区、芳井敬一社長)の全事業部が一丸となって推進するBIM(ビルディング・インフォメーション・モデリング)――。同社は2020年度末までに全物件でのBIM導入を目指している。戸建住宅の領域では、他の住宅メーカーが二の足を踏むなか、20年4月の導入に向けて開発が佳境に入る。
2次元CADに慣れ親しんだ設計者の負担と抵抗感を軽減するため、RPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)を活用したBIMデータの自動生成機能の導入も計画中だ。芳中勝清BIM推進部部長は、「21年度末には、主力の戸建て商品『ジーヴォ・シグマ』の100%BIM化を目指したい」との展望を明かした。