2018年07月05日 |
電力の自給自足を目指し、神奈川県の三浦半島に大容量の太陽光発電システム(PV)と蓄電池を搭載したモデル棟を建設した不動産会社のバレッグス(東京都目黒区、大本朋由社長)。2014年11月に竣工してから、試運転やシステムの見直しなどを経て、15年2月5日に電気の購入をやめた。それから1200日以上、1度も停電することなく、電力的に自立した暮らしを続けている。
大規模な停電を伴う災害時は、地域の防災拠点にもなり得る。同住宅の実績を踏まえ、今年3月から同社会員向けに電力自給率100%を達成するシステムの提案・販売を始めた。
モデルハウスを設計した渡邉実さんは「電力を買うのが当たり前だと思わずに、『生活に必要な電力は住宅で作れる』ということに気づいて欲しい」と、発売の狙いを話す。