2017年08月10日 |

パナホームは、新たな全館換気・空調システム「エアロハス」の導入を鉄骨制震軸組「カサート」の全シリーズへ8月から拡大した。「エアロハス」は、4月に発売したフラッグシップモデル「カサート プレミアム」に導入。温度・湿度調整と空気清浄を両方同時に行うことが可能で、今年度目標の100棟のうち7月までに60棟を受注しており、想定を上回るペースとなったため、目標を300棟に引き上げた。また、「受注の25%が高齢者が同居する世帯」(関川俊一戸建住宅事業部事業部長)であるほか、健康に関心が高い顧客やペットのために留守でも空調が必要な顧客からの受注が多い。「エアロハス」の開発には、井上浩義慶大医学部教授との共同研究の成果が生かされており、同社は工場見学会で井上教授による空気環境と温度調節をテーマにした講演を行い、健康に関心がある層への訴求を強めている。