業界初の管材系と建材系の統合で、より高い価値を提供できるグループ企業に――。JKホールディングス(東京都江東区)の青木慶一郎社長は住宅産業新聞社が10日に行ったインタビューで、今後本格化させる橋本総業ホールディングス(東京都中央区)との経営統合作業の方向性を明らかにした。同社は7日、橋本総業ホールディングスと共同持株会社を設立する経営統合の検討開始で基本合意したことを発表し、今後、統合に向けた作業を本格化させる。両社は6月下旬の株主総会で経営統合の承認を得たのち9月27日に東京証券取引所の上場を廃止、10月2日に共同持株会社として新たに東証に上場する予定だ。統合会社の社名や役員人事は今後決める。同社の売上高は2016年3月期3300億円で建材卸業1位。同期売上高1200億円の橋本総業ホールディングスと統合すると、統合会社の規模は4500億円で業界トップの位置をさらに固めることになる。青木JKホールディングス社長に、異業種と統合する背景や新会社の事業展開の可能性を聞いた。