2016年03月25日 |

主要住宅企業の2月受注金額(速報値)がまとまった。それによると11社中7社がプラスで、このうち4社が二ケタ増だった。全体的には戸建住宅が比較的好調。一方、受注額がマイナスだった要因としては、年初からの株価下落で富裕層が慎重姿勢となり、高額物件の動きが鈍った結果、受注単価の低下があげられる。また、2月の住宅展示場の来場数動向も増減のバラツキがあるものの基調としては悪くなかった。日銀によるマイナス金利導入によるローン金利低下などで「興味を持つ人が増えた」(ミサワホーム)面もある。ただ、「消費増税の駆け込みはまだみられない」(積水ハウス)と、8%へのアップ時と異なる様相を呈している。一方、受注棟数・戸数ベースで公表している2社はいずれも二ケタ増だった。