2016年03月25日 |
木下工務店は今年1月、創業60周年を記念した、同社住宅のフラッグシップモデル「Graci・yas(グラシヤス)」を発売した。同社は同モデルで、自社が誇る「完全自由設計」と「直営施工」を改めて体系的に訴求し、来る消費増税対策にもつなげるという、複数の意味合いを持たせている。従来の同社商品に比べてやや高めの坪(3・3平方メートル)単価60万円後半からの価格。「住み始めた後の生活上の不満を、60年の間に培ってきたノウハウを失敗例も含めて生かし、新築の段階から先回りして解決する」(港昭宏デザイン・ディレクター)ことから、長く住み続けることを考えれば高くない、という同社。消費増税に左右されず、こだわりの住宅を求める顧客層に向けて、個々に合った提案をしっかりと行う方針だ。そのために、今後は「紹介」を生かした営業に力を注ぐ。