2016年03月25日 |
YKKAPは4月4日、戸建住宅用外窓リフォーム工法の新商品で防水シーリング不要のカバー工法「かんたんマドリモ」を発売する。同工法は、同社の従来の外窓リフォーム工法同様に壁工事や足場設置の必要がないことに加え、従来工法でシーリングに頼っていた防水性確保を商品の中に組み込む水密材と気密シートで行うため、シーリングの熟練技術を持たない事業者でも容易に扱えることが特徴。9日の商品発表会で同社の堀秀充社長は、「リフォームの主役になっている内装工の方や設備工の方など、外窓リフォームを扱える方々の裾野を広げる工法の開発が喫緊の課題だった」と開発の背景を説明した。窓リフォームの対象となる既存住宅は、その7割強に断熱性能の低い単板ガラス窓が取り付けられている。同社はこれら既存住宅への窓リフォーム提案の際、開閉頻度の高い場所は「かんたんマドリモ」で高性能窓への取り替え、そうでない箇所は窓を二重にする内窓の取り付けなど、製品の特性と価格を反映させた提案を行って欲しいとしている。