2015年07月09日 |

増加する東京圏高齢者の地方への移住に空き家を活用――。政府は6月30日、「経済財政運営と改革の基本方針2015~経済再生なくして財政健全化なし~」(骨太方針)を閣議決定した。この中で、経済の好循環の拡大と中長期の発展に向けた重点課題の一つとして「まち・ひと・しごとの創生と地域の好循環を支える地域の活性化」をあげた。東京一極集中を是正し、空き家を活用して医療介護・住まいの整備を進め、地方移住を支援する。骨太方針の内容は、8月から議論が本格化する2015年度予算要求や税制改正要望の内容に反映される見通しだ。