キッチン・バス工業会(渡辺岳夫会長)は、2011年4~12月のキッチン出荷実績をまとめた。これによると、システムキッチンとセクショナルキッチンをあわせたキッチンの出荷台数は、前年同期比8・9%増の125万5998セットとなった。
新設住宅着工戸数の伸びに加え、東日本大震災による復旧・復興需要、リフォーム需要がプラスに寄与した。震災の影響は、システムキッチンのビルトイン機器の出荷台数・装着率で顕在化した。省エネ意識の高まりや停電の不安などにより、これまで好調だったIHの台数が前年割れ。ガスコンロがシェアを伸ばしている。
11年4~12月のキッチン出荷台数の内訳は、トップと完成品をあわせたシステムキッチン(SK)が82万8786セット(前年同期比5・8%増)、セクショナルキッチンが42万7212セット(同15・4%増)だった。出荷台数全体に占めるSKの割合(SK化率)は、66・0%で、前年同期と比べて2・6ポイントダウンした。SK化率の低下は、仮設住宅向けセクショナルキッチンの出荷量が伸びたことによる。
2012年2月9日付け6面から記事の一部を抜粋
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