2023年12月05日 |
自社のメーン事業育成と並行して、利益を出し続けることできる新たな事業を立ち上げるには、どのようなアプローチ手法を取ったら良いのか――。
それは時代と企業の事業規模を問わず、絶対解のない課題と言える。若年人口の減少傾向を理由に、新築戸建住宅市場の規模縮小が将来にわたり進むとの予測がけん伝されて以来、同市場に軸足を置く事業者の多くが、新領域での収益事業確立を目指し模さくを続けている。住設・建材メーカー大手のLIXIL(東京都品川区、瀬戸欣哉社長)も、その1社だ。
同社は2017年に国内ウォーターテクノロジー部門、19年に同ハウジングテクノロジー部門に専門組織を設立。以来、新ビジネス立ち上げの取り組みを続けている。