
サンヨーホームズ(大阪市西区、松岡久志社長)は20日、同社の神宮展示場(名古屋市熱田区、新・神宮東中日ハウジングセンター内)において高齢者の日常生活をサポートする3種類のロボットやシステムを導入した「人協調型ロボティクス住宅」として一般公開を開始した。
同社は藤田医科大学(愛知県豊明市、岩田仲生学長)とそれぞれの知見を融合して共同開発したもので、住宅展示場での公開事例は全国では初めて。
高齢化率の上昇に加えて単身世帯が増加していく中で、「住み慣れた自宅に長く住み続ける」という課題に対してロボットが入居者に寄り添うとともに、センサーを活用した熱中症予防、侵入者検知、転倒通報などの機能によって入居者を危険から守ることができる。同社では2年後をめどに社会実装を目指す考えだ。
この取り組みはサンヨーホームズが藤田医科大学とともに2024年に採択された内閣府「戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)」の課題「人協調型ロボティクスの拡大に向けた基盤技術・ルールの整備」の一環として進められているもの。








