
旭化成ホームズ(東京都千代田区、大和久裕二社長)は5日、住宅の生涯CO2収支ゼロを目指す戸建住宅の新商品「アーステクト」を発売したと発表した。
住宅の高断熱化・省CO2化に加えて、同社が供給した住宅などに設置した太陽光発電システムで発電された電気の環境価値などを活用する。これにより、住宅の建設から居住、改修、解体(廃棄)までの累積CO2を60年でゼロにする。CO2削減効果を邸別に見える化する独自アプリも開発。「自社由来の再エネ電力や環境価値を活用して生涯のCO2収支をゼロにする住宅は国内大手ハウスメーカーでは初めて。未来の環境に貢献する住宅」(同社)とアピールする。
同住宅は、重鉄制震・デュアルテックラーメン構造(ラティウスRD)と重鉄・システムラーメン構造(フレックス)の2階建てが対象。販売地域は関東と東海、関西、山陽の一部、九州北部。UA値は0・46以下、一次エネ削減率は35%以上、高効率給湯器や大容量蓄電池、太陽光発電システムを搭載するなど、GX志向型住宅に相当する高断熱、省・創・蓄エネ仕様とした。