LIXIL2025年3月期決算、海外改善で3割増益=日本事業「衛生陶器」以外は販売数量減少

LIXIL(東京都品川区、瀬戸欣哉社長)の2025年3月期業績(国際会計基準)は前期比で売上高が1・4%増の1兆5047億円、営業利益が35・3%増の313億円で増収増益。

増益要因は、Groheの不振で事業利益が赤字だった欧州中心の海外ウォーターテクノロジー(LWT)事業が、固定費削減を軸とする改革で事業基盤が改善されたことに加え利益が出る状態となり、事業利益が大幅に黒字化したため。

日本事業は新築住宅着工戸数の実績が計画を下回ったハウジングテクノロジー事業は減収減益になったが、底堅い温水洗浄便座付トイレの取り換えニーズにより既存住宅市場向けリフォームが堅調でLWT事業が2ケタの増加率を記録する増収増益となり、事業利益の総額として利益額の落ち幅が緩和された。

また、新築住宅市場向けの売上高が減少したこともあり、日本事業の売上高に占めるリフォーム向け売上高の構成比は2・4ポイントアップの45%で過去最高になった。

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2018年12月25日 住宅産業新聞社 編集部

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