2014年09月25日 |
すてきナイスグループ(神奈川県横浜市、日暮清社長)の海外事業が8月、欧州で大きな実績として結実した。
事業会社ナイス(平田恒一郎社長)の木軸金物工法・パワービルド工法の海外版「SUTEKI WOOD SYSTEM」を採用した延床面積約7千平方メートルの木造大規模複合老人施設が同月中旬、ベルギーで着工した。グループは2011年に海外事業に着手。
これまでフランス、ベルギー、イギリス、アメリカ、ドイツ、イタリアなど海外の10の展示会で同工法の木軸躯体を出展している。グループではベルギーの大型実績を海外事業拡大の弾みとしたい考えだ。
ベルギーで着工したのはステキ・ウッド・システムを採用した木造の老人福祉施設3棟(居室数=介護付アパート50室、一般アパート16室)で、3棟を合わせ延床面積は約7千平方メートル。建築を含むプロジェクトの総額は約1500万ユーロ、日本円にして約21億円の大型案件だ。