2014年06月12日 |
すてきナイスグループ(神奈川県横浜市、日暮清社長)は3日の2014年3月期決算業況説明会で、創業65年の今年度を初年度とする事業会社ナイス(平田恒一郎社長)の3ヵ年中期経営計画「ナイス開花計画65」の概要を説明した。
計画は、国内の新築需要に依存しない事業構造への転換が目的。既存事業の基盤強化と並行させ、新領域(1)リフォーム(2)非住宅木造建築(3)エネルギー(4)海外――の各事業規模を伸ばす。
既存事業の基盤強化の具体例では、ナイスにファン化させた潜在顧客を創出する地域住民の集客拠点「住まいるCafe」でトヨタホーム東京の住宅商品を紹介するなどコンテンツを充実させ集客力を強化、新領域ではナイスの戸建商品「パワーホーム」の海外展開など。席上、日暮社長は「2016年度以降は新設住宅着工が80万戸を切ると想定するシンクタンクもある」と発言し、新築住宅市場の将来をグループとして厳しく予測していることを示唆。厳しい事業環境下でも成長を図るため中計を実施するとの趣旨を述べた。