2019年03月29日 |

本紙が毎月、新築住宅着工統計を基に集計している木造軸組構法戸建住宅の全国着工戸数によると、ここ数年の沖縄県における木造住宅着工数の増加が顕著だ。
すてきナイスグループのプレステージホーム沖縄(沖縄県那覇市、原口洋一社長)は2014年4月に設立、10月から事業を開始した。
それ以来、年間40~50棟の「パワーホームブランド」による住宅を展開している。同社では(1)耐風等級2に相当する耐震等級3(2)ビル用の複層ガラスの採用(3)屋根断熱の標準化(4)シロアリ対策――など、高温多湿な沖縄の環境に合わせた高品質な木造住宅を提供し、1軒あたりの価値を高める取り組みを行っている。
今後は、公共施設などの非住宅にも着手していく考えで、年間で戸建住宅100棟、非住宅100棟を目指す。
また、近年は首都圏などでも高温多湿化の傾向がみられることから、沖縄の気候にマッチした住宅の導入なども視野に入れていく。