2018年04月05日 |
北陸の有力ビルダーで新築戸建事業が主力のOSCAR(オスカー)J・J(富山市二口町、水嶋智仁社長)が、既存戸建住宅の買取再販を本格的に事業化する。買い取った物件の躯体をスケルトン状態に戻したのち耐震性と断熱性を国の現行水準にまで高める性能向上リノベーションを含む『フルリノベーション』を行うとともに、国の安心R住宅制度を活用することで性能・品質面が信頼できる物件として既存流通市場で差別化を狙う。同社が前期に販売したフルリノベーション物件は5戸で、これを1月スタートの今期は同リノベ物件を含む買取再販実績を15~20戸に引き上げ、数年後には40~50戸レベルを目指す。今後の若年人口および世帯数の減少で生じる新築戸建市場の規模縮小に備え、既存戸建住宅の買取再販事業を新たな収益基盤として確立する方針だ。