需要掘り起こしへ新戦略、リフォームの「プレゼント」は根付くか

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大切な家族へ、感謝とともにリフォームをプレゼント――。

大手住宅設備メーカーがリフォーム市場を活性化するため、新たなキャンペーンを相次ぎ展開している。子どもから母親へ、夫から妻へ「リフォーム」をプレゼントすることで、日頃の感謝の気持ちを形に変えて伝えてもらおうという新しい取り組みだ。

もっと便利で安全に、いつまでも安心して住み続けてほしいという気持ちのこもったリフォームは、住まいに不満を持つ生活者への動機付けにもなる。リフォーム需要を顕在化するために、さまざまな手法を実践し始めた。

LIXILが4月25日から主要テレビ局で放映した新テレビCM第1弾「リフォームを贈ろう。/夫から妻へ・キッチン篇」は、俳優の唐沢寿明さんが演じる夫が、これまでとこれからの「ありがとう」の気持ちを込めて、結婚記念日に妻へキッチンをプレゼントするという内容。唐沢さんの「結婚記念日。旅行でも指輪でも無く、妻にキッチンのリフォームを贈った」というナレーションが印象的だ。

同社はテレビCMと同時に『リフォームを贈ろう。』キャンペーンを、全国のショールームなどで展開。「夫から妻へ」、「息子から母へ」、「娘から父へ」など、さまざまな人生の場面を想定して、大切な人へリフォームを贈ることで、感謝の気持ちを伝えてもらう。また、キャンペーンスペシャルサイト(http://www.lixil.co.jp/reform/gift/)では、同テレビCM(15秒、30秒バージョン)のほか、さまざまなシチュエーションの「リフォームを贈る」ストーリーを紹介している。

このほか全国96ヵ所のショールームでは7月31日までの期間、「『リフォームを贈ろう。』LIXILショールームフェア2014」を開催。フェア期間中に対象商品を契約してキャンペーンに応募した人に、抽選で計1600人にキッチン家電などをプレゼントする。

キャンペーン開始直後となった5月の大型連休中のLIXILショールーム東京(東京都新宿区)では、「開館前からお客様が入口前でお待ちになるなど大盛況」(同社)だったという。「テレビCMの効果もあり、キャンペーンがリフォームを考えるきっかけにつながっているのではないか」(同)と、反響の高さを紹介した。

2014年05月22日付4面に掲載
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2018年12月25日 住宅産業新聞社 編集部

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