【ユーザー版19年冬】暖かい住まいで健康に過ごす

まだまだ厳しい寒さは続いているが、みなさんは毎朝、心地よく起きられているだろうか?なかなか布団から抜け出せないという人も多いことだろう。

夜中、ふと寒さで目が覚めたり、この時期の入浴は脱衣所で寒さに震えたりするので春が待ち遠しいと考えている人もいるに違いない。

普段は活動的な人であっても、寒さのあまり身体を動かさなくなって、体調もなんとなく優れないという声もよく耳にする。

北海道の方が暖かい?

では一体、何が原因なのだろうか?

以前、北海道に在住していた人が東京に出てきたときに感じたことの1つに、「東京の冬は寒い」ということだった。「何を言っているのだ!北海道の方が寒いに決まっているじゃないか!」と思った人も多いと思うが、その謎解きは住宅の性能にあると聞けば納得してもらえると思う。

北海道の住宅は「高気密・高断熱住宅」が住宅として一般的に建てられているということと関係しているのだ。

「高断熱高気密住宅」とは何かというと壁、床、天井に断熱材を用いて高い断熱性・気密性を実現した住まいのこと。断熱と気密をそれぞれみていくと、「断熱」とは断熱材を壁の内側に使用したり、外から家を覆ったりすることで家の外の熱を伝わりにくくすること。「気密」とは家の内部の隙間をなくして、家の外の空気を室内に通さないことを意味している。

冬は寒さを遮り、室内に暖かい空気が循環し、夏は暑さを遮って、室内に涼しい空気が循環していることが理想の住まいといえるだろう。

余談になるが、北国では暖房の効いた室内において半そで・短パンでアイスクリームを食べているそうで、ある調査によると冬のアイスクリーム消費量は沖縄などよりも北海道の方が多いというから驚きだ。

それは寒さの厳しいところほど、室内を暖かくする対策がされている1つの事例として見てもらえればと思う。

また、暖かい家に住むということは、健康にも大きな影響があることはご存じだろうか。

断熱性能の高い家に(改修工事で断熱性能を高めた場合も含む)に住んだ場合、健康状態が改善されたという報告があるのだ。
17042025

ユーザー版2019年冬季号から記事を抜粋
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2018年12月25日 住宅産業新聞社 編集部

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