【ユーザー版18年秋】ZEHで「健康・安全・快適」な住まいを

一生に一度の買い物である戸建住宅。せっかく購入するのであれば、「健康・安全・快適」な住宅に住みたいと思う人は多いことだろう。

そんなことを考えている人にお勧めなのがZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)だ。

ZEHとは、「省エネルギー」と「再生可能なエネルギー」を導入することで、一次エネルギー(自然から採取されたままの物質を源としたエネルギーで、石炭・石油・天然ガス・水力など)の年間消費量をゼロにすることを目指す住宅のこと。 自分たちの使用するエネルギーを減らしながら、エネルギーの自給を目指す住宅をいう。
zeh

ヒートショックを軽減

ZEHの特徴の1つとしては、住宅の断熱性能が高いことが挙げられる。

住宅の壁・床・天井などに熱を逃がさない断熱材を利用し、高い断熱性・気密性を兼ね備えている家であることから、〝冬は暖かく、夏は涼しい〟という快適な環境にしていくのだ。

日本の気候風土は、「夏は高温多湿、冬は低温乾燥」といわれており、特に今年の夏の暑さは異常ともいえる状況であったことは記憶に新しい。そういった状況においてZEHは、室内外の温度差はもちろん、住居内においても温度差を少なくするため、季節を問わずに快適に過ごせるのがポイントだ。

また、これからの冬場は浴室内やトイレなど、暖かいところから寒い場所に移動した際に発生するヒートショック現象(急激な温度差による血圧の上昇や脈拍の変動など)が問題になっており、そういったリスクも低減できる。

住居内の温度が均一化されることによって、住居内の設計度も上げることが可能になる。例えば、吹き抜けを設けるなど、自分好みの間取りの選択にもつながっていく。

また、窓に熱を伝えにくい樹脂素材などを使用すれば、結露もできにくく、アレルギーの原因にもなるダニやカビ対策にもつながる。 結露は人間の健康だけではなく、住宅の内部にも大きな影響を及ぼすことで知られている。

目には見えないところで発生する壁内部での結露は、断熱材をダメにしたり、建材を腐らせる原因となり、住宅性能を低下させる。それを予防することは、住宅の寿命を延ばすことにもつながるのだ。

ユーザー版2018年秋号から記事を抜粋
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2018年12月25日 住宅産業新聞社 編集部

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