【キッチン・バス特集2017】ニーズに応え住生活豊かに 心に響く提案で需要キャッチを

「必要性から新たな要望」

東京の郊外に住む50歳代の女性Aさんは、足を骨折し松葉杖の生活を余儀なくされた経験を機会に、以前から漠然と持っていた自宅のキッチン・バスのリフォームニーズに新たな望みが加わった。

共働きのAさんの自宅は新築で購入した、郊外に建つ築19年の高級マンション。浴室は暖房および乾燥機能付、キッチンは食洗機付の3口コンロだ。共に気に入っているのは「浴室は寒い冬に浴室内を暖められる暖房機能、キッチンは食後の片付けが楽になる食洗機」だという。

ケガをする前までの主なニーズは、浴室では、かつて給湯中に突然停止してから調子が悪い給湯機の交換と、現在はタイル貼りで目地の汚れが目立つユニットバスも新しくするかどうか、キッチンについてはコンロの位置と天板がフラットで清掃がしやすいもの――だった。

しかしケガをした後、浴室については、脱衣所から浴室に入る際の立ち上がりが出入時に負担になったことから、ケガが治っても歳を取った将来のことを考え、「バリアフリー型のユニットバスが欲しい」と感じるようになった。

キッチンでは、ケガをしてから以前にも増して食事の支度を手伝ってくれるようになった夫が、キッチンのカウンターの高さに身長が合わないため料理をしてくれているうちに腰を痛めたことから、「カウンターの高さが調整できるものがあれば良いのに、と思った」(Aさん)。

Aさんは「ケガでライフスタイルが変わり、それまで気にならなかった部分に『目に見えない不自由さ』が隠れていたことに気が付いた。お風呂もキッチンも、取り替えるなら少しお金がかかっても納得のできる物が欲しい」と話す。

仕事で忙しいAさんだが、最近、余裕ができたら近くのショールームを訪れ、キッチン・バスの最新商品の実物を見て将来購入する際の勉強をしようかなと考えている。

2017年05月18日付6面から抜粋
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2018年12月25日 住宅産業新聞社 編集部

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