2016年07月27日 |
経済産業省が規定するネット・ゼロ・エネルギー・ハウス(ZEH)建築の4要件のうち、最もカギとなるのは「強化外皮基準」への対応といえる。
外皮性能をより高めれば、外気温度が室内温度へ及ぼす影響を抑えるために消費する1次エネルギー量を少なくでき、また、「再生可能エネルギー」として搭載する太陽光発電の容量への依存度を低くできる。そして、戸建住宅の中で最も熱損失・熱流入が多い部位は窓だ。
このため大手窓メーカーのYKKAPは6月、窓の高性能化として樹脂窓を採用することが、ZEH、ひいては温度差の少ない室内を実現し快適で健康な暮らしに役立つことをビルダーに普及するため、JR品川駅最寄りの東京品川インターシティホール内に「体感ショールーム」を開設した。
予約制の同ショールムは主に断熱への意識の高い関東のビルダーが活用、現在、2ヵ月先まで予約で埋まる人気ぶりとなっている。