2014年08月29日 |
住宅金融支援機構は、2013年度の個人向け住宅ローン新規貸出額と貸出残高を公表した。
それによると、住宅ローンの新規貸出額は前年度比2・3%増の20兆6629億円と4年連続で増加し、3年連続で20兆円台となり、住宅着工回復を反映して好調だった。
業態別のシェアをみると、国内銀行が72・0%と前年度より0・1ポイント伸び、同機構の全期間固定金利「フラット35」の買取型は9・0%で1・8ポイント低下した。12年10月に終了した年0・7%の金利優遇「フラットSエコ」の影響で、13年度はシェアが下がったものと思われる。
新規貸出の内訳をみると、メガバンクなど都市銀行、地方銀行などを合わせた国内銀行は2・5%増の14兆8925億円で3年連続で増加した。
信用金庫は7・1%増の1兆7982億円、独自の固定型住宅ローンを供給する労働金庫は16・1%増の1兆5947億円でいずれも再びプラスに転じた。