国交省社整審=HEAT20と整合を提案、低炭素認定基準は再エネ導入を要件化

国土交通省の社会資本整備審議会の建築分科会建築環境部会は、省エネ性能基準についての小委員会とワーキンググループを開催し、低炭素建築物の認定基準や住宅性能表示制度でのZEH水準を上回る等級などについて議論した。

国土交通省は、住宅性能表示におけるZEH水準を上回る等級の設定は、戸建住宅の場合、HEAT20のG2、G3と共通させることを提案。ただし、目標とする削減率よりも大きく削減する5地域のみ6地域と同水準とする。

また、低炭素建築物の認定基準は、住宅の省エネ性能ではZEH基準(再エネ部分は除く)に整合させ、認定基準では太陽光発電などの再エネ導入を求めることとした。

住宅性能表示の上位等級では、HEAT20のG2・G3に合わせた等級6と7を新たに設けることとし、冷暖房のための一次エネルギー消費量の削減率を目安とし、等級6では概ね30%の削減、等級7では概ね40%を目安にすることを提案した。

ただ、5地域でG2・G3の水準を用いると削減率が等級6の案では39%、等級7の案では49%の削減となることから、5地域も6地域の水準に合わせる考えを示した。

2021年11月11日付5面から抜粋
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2018年12月25日 住宅産業新聞社 編集部

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