
5団体防犯建物部品普及促進協議会は13日、「防犯建物部品で安全・安心・防犯の日」認定取得および「防犯設計ハンドブック 戸建住宅編」発刊の記者会見を行った。
いずれも昨年夏以降に多発した〝闇バイト〟に象徴される侵入強盗事件への対策に寄与させ、社会の安心・安全につなげることが目的。
主に前者はエンドユーザー、後者は住宅事業者に訴求する。
協議会は住宅事業者に対し「エンドユーザーへの『防犯環境設計』提案に役立てて欲しい」とハンドブックの活用をアピールしている。
5団体防犯建物部品普及促進協議会(以下、協議会)の構成団体は日本サッシ協会(東京都港区、平能正三理事長)を中心に、日本シヤッター・ドア協会、日本ロック工業会、板硝子協会、日本ウインドウ・フィルム工業会。13日の記者会見は日本サッシ協会の事務局内で行われ、各団体それぞれの関係者と元都市防犯研究センターの主任研究員で「防犯設計ハンドブック」の作成を監修した樋村恭一氏が出席した。
樋村氏は都市防犯研究センターに勤務していた当時、同センターが行った実際に侵入を試み検挙された被疑者へのヒアリング調査「侵入窃盗の被疑者を対象とする調査」に携わった。調査では「『侵入するのに時間が5分以上かかれば侵入をあきらめる』と回答した者が約7割」との傾向を明らかにしている。