2010年03月26日 |
フクビ化学工業は4月1日、産業廃棄古紙を再利用した床下断熱材「フクフォームEco」を発売する。次世代省エネ基準(Ⅲ地域以南)を満たしており、住宅エコポイントに対応する。
原材料から埋め立てまでのライフサイクルCO2排出量は、グラスウール32Kと比較して約80%削減(1棟あたりのCO2排出量は101キログラム)した。発泡剤を使用しない水蒸気発泡技術を採用するなど、素材から加工までトータルで環境負荷を低減する。
フクフォームシリーズの特徴でもあるスリット溝によるアジャスト機能と不織布により施工性を向上。構造躯体とフィットしやすくエネルギーロスにつながるすき間ができにくい形状となっている。
製品寸法は、床組・モジュールなど全8種類をラインアップしており、特注サイズにも生産対応する。設計価格は3・3平方メートルあたり8300円(根太無し工法)。従来品(同性能で製造)と比較して、約2割程度価格を抑えた。販売目標は初年度2億5千万円。