
瀬戸はLIXILグループでの一連の出来事を振り返り、「会社を適切に運営するためにはコーポレートガバナンスがいかに重要であるかを改めて学びました」と述べています。さらにLIXILグループを退くという決断をしたことについて後悔し、「決断を下した時点では他に選択肢がないと信じていましたが、誤解を強いられたと理解した後は、取締役の一人として事態の改善に努めてきました」と話しています。
瀬戸は取締役に選任され、CEOに復帰することができた場合には、中期経営計画を深化させたいと考えています。この計画には企業の適切な運営の礎となるコーポレートガバナンスの重要性が盛り込まれており、さらにLIXILグループの今後の改革へ向けた5つの重要戦略が含まれています。
1.他社との差別化を可能とする技術とデザインに投資
2.水まわり事業の売上げ、利益を世界一にする為のポートフォリオ投資
3.ハウジングテクノロジーのFCFを改善
4.本業への貢献に応じて他事業の位置を見直す
5.国内事業の大幅なコスト削減
中期経営計画の深化について、瀬戸は以下のように述べています。
「株主の皆さまには、2017年11月6日に発表した中期経営計画を支持していただきました。改革に向けてさらに重要戦略を明確にしましたので、皆さんのご期待に沿えるものと確信しています。LIIXLグループで再任の機会をいただけるのであれば、この中期経営計画を早期に達成したいと考えています。そうすることで、LIXILグループは高い価値を提供し、従業員を含めたすべてのステークホルダーの皆さまに誇りを持っていただける企業になると信じています」
以上