
ポラスグループ(埼玉県越谷市、中内晃次郎代表)は8月22日、グループのポラテック西日本が佐賀県唐津市にプレカット工場を新設する「進出協定」を、佐賀県および唐津市と結んだ。「進出協定」は唐津市内で、2017年5月に月産で木造戸建住宅約300棟規模のプレカット材加工能力を持つ工場を稼働させるもの。グループの九州へのプレカット工場新設は13年の富士工場(静岡県)竣工時点で「18年をメドに稼働させる」と既に構想を明らかにしており、グループの規定路線だった。その後、進出時期は需給環境の変化などから20年へ先延ばしにされたが、4月の熊本地震への被災対応で前倒しした。グループのプレカット市場シェア(加工実績)は現在11%強と全国でダントツのトップだが、20年までに20%へと、さらにそのシェアを倍に高める方針だ。進出協定式における質疑応答の場で、グループのプレカット事業全体の方向性と九州のプレカット事業のポイントを中内代表に質問した。