2015年04月27日 |

LIXILは、建築土木分野で使用されているアラミド繊維を用いた業界初の耐震改修工法技術「アラテクト」を開発した。1981年以降に建築された耐震性能の低い木造住宅がメーンターゲット。壁や床、天井を壊す従来の耐震工法と比べて、施工費を半分にするとともに、住みながら、短工期の耐震改修が実現する。同工法を扱うには、同社による技術講習の受講が必要。まずは、全国13会場で技術講習を展開し、取扱事業者を募る。
アラテクトは、橋脚補強や防弾服などに用いられる高強力繊維・アラミド繊維を採用した。耐震改修には、糸状のアラミド繊維を樹脂で厚さ1ミリのシート状にした「アラテクトシート」を使う。