2021年11月19日 |
全国宅地建物取引業協会連合会が行なった不動産市況DI調査によると、2021年10月の土地価格に対する指数(全国)は、5・6になった。
新型コロナウイルス感染症拡大で20年は一時2ケタのマイナスを続けたこともあったが、ここへきて3ヵ月連続でプラスとなり、土地取引価格は上向きになっているようだ。新築戸建てのDIも19・1となったほか、新築マンションも13・0とプラスになっている。
ただ、取引件数はいずれもマイナス。新築戸建はマイナス1・7で、新築マンションはマイナス3・6。
土地の取引件数に対しては、マイナス5・6となった。土地価格と件数のDIが異なる動きを見せているが、「新築および土地の商品が少なくなって、価格が上がり始めた」など、事業者からは今後の動きに不透明さを感じる声も聞かれている。