2014年11月07日 |
2014年度に入って住宅ローンの新規貸出額が大きく落ち込んでいる。住宅金融支援機構がまとめた業態別の住宅ローン新規貸出額によると、14年4―6月期は前年同期比17・6%減の3兆9211億円と二ケタ減だった。
3ヵ月ごとに行っている日銀の主要銀行貸出動向アンケートによれば、同時期の銀行による住宅ローン需要が大きく落ち込んでおり、消費増税の反動減などが影響している。史上最低水準の低金利が続くなかでもローン需要が低迷したが、7―9月期は銀行の住宅ローン需要に回復の兆しがあり、落ち着きを取り戻す可能性が高い。
業態別住宅ローンの新規貸出額の内訳は、最大シェアの国内銀行が前年同期比17・3%減、住宅金融支援機構のフラット35(買取型)が32・5%減といずれも二ケタのマイナスに落ち込んだ。