2014年10月31日 |
都市再生機構は23日、地域の医療福祉拠点として活用する23のUR団地を公表した。
2018年度までに100団地程度で実施する予定だが、先行して23団地を選定。このうち豊島5丁目団地(東京都北区)での取り組みを同日、報道関係者向けに公開した。
住み慣れた地域で高齢者が最後まで暮らし続けることができる住環境づくり「健康寿命サポート住宅」の取り組みで、既存のUR賃貸の住戸を改良すると共に、イベントなどで入居高齢者が出歩く機会を設けるなどハード、ソフトの両面で健康寿命の延伸に対応。11月14日から入居者の募集を開始し、内覧会の来場者や入居者の意見を収集する。
「健康寿命サポート住宅」は、手すりの設置など転倒防止に配慮した住戸の改装を行うことで、ケガをしにくい・させない住宅として衰弱・要支援・要介護への移行を遅らせる。加えて、広場や公園、「落語と体操」などのイベント、コミュニティスペースでの活動など散歩したくなるような屋外空間や豊富な社会参画の機会を創出し、健康寿命を延ばす。